2026-27シーズンの開幕を迎える富山ドリームス。大房監督に、チームの成長や今シーズンの注目ポイント、そしてファンの皆さまへのメッセージを聞きました。
選手が自ら目標を掲げ、チームをつくる
「ドリームスの選手は、基本的にみんな、競技に対して真摯でひたむきな選手たちです」
大房監督は、チームの印象をそう語ります。
今シーズンの大きな変化の一つは、選手たち自身が目標を決めたことです。チーム全体の目標から日々の行動目標まで話し合いを重ね、選手たちは自らの意思で「プレーオフ進出」を目標に定めました。
昨シーズンから、選手たちのなかで「自分たちでチームをつくっていこう」という意識が少しずつ高まり、シーズン終盤にはその動きがさらに加速したといいます。
「守・破・離」という考え方を大切にする大房監督。まずは基本となる型を身につけ、その土台の上で、自分たちらしいプレーを自由に描いてほしいと考えています。
規律を守るだけでなく、その先にある創造性へ。決められたことをこなすだけでは生まれない、選手発信のプレーが少しずつ形になり始めています。
「指導者として一番おもしろいのは、想定外のことが起こること。クリエイティブなプレーが出てくるようになってきました」
日々の地道な積み重ねが、選手たちの主体性を育て、チームの可能性を広げています。
それぞれの強みを生かし、チーム全体の力へ
ゴールキーパー陣にも、それぞれの持ち味を生かすことでチーム全体の力を高めようとする姿勢が表れています。
No.16/畑 勝也選手(能越ケーブルネット株式会社)は、豊富な経験に裏打ちされたキーピングが光ります。No.60/島袋 翔選手(ファインプラス株式会社)は、鋭い反応を活かしたセービングが持ち味で、体格だけでは測れない強みを発揮。No.71/野上 遼真選手(寿電設株式会社)は、体格を活かしてゴールを広くカバーする、安定感のあるキーピングが魅力。それぞれが異なる強みを生かし合っています。
また、アランマーレ富山のGKコーチの菊池 啓太さんによるトレーニング(不定期に開催)も、ゴールキーパー陣の成長を支えています。
個々の特徴を伸ばしながら、互いに刺激を受け、チームとしての力につなげていく。選手一人ひとりの強みをどう組み合わせるかも、今シーズンの注目ポイントです。
さらに、海外での経験を持つNo.55/竹中 柊翔選手(株式会社干場建設)については、その思い切りのよさと、ドリームスへの適応力を高く評価しています。
それぞれの経験や個性がチームに加わることで、どのような化学反応が生まれるのか。
新たなシーズンへの期待が膨らみます。
新加入選手の成長にも期待
新加入の選手たちにとっては、大学時代とは異なるステージで、自分の力を発揮する難しさを感じる場面もあるはずです。
大房監督は、環境が変わったからこそ直面する課題を乗り越えながら、一つひとつ経験を積み重ねていってほしいと期待を寄せます。
一方で、早い段階からレギュラー争いに加わる可能性を感じさせる選手も複数いるとのこと。
新加入選手がチームにどのような変化をもたらすのか。そして、日々の練習を通してどこまで成長していくのか。若い力の躍動にも注目です。
目指すのは、1点をつかみ取る粘り強さ
昨シーズンの最終戦。1点差での敗戦は、監督にとっても選手たちにとっても、そして応援するファンの皆さまにとっても悔しさの残る結果となりました。
「1点の重みを実感したシーズンでした」
その悔しさを、今シーズンの成長につなげるために。大房監督は、1点を、そして試合のなかのわずかな時間をプラスに変えるため、細部までこだわった積み重ねを続けてきました。
地道な積み重ねの先に、勝利をつかみ取る力がある。昨シーズンの悔しさを知るチームだからこそ、今シーズンの一つひとつのプレーに注目したいところです。
ファンの皆さまと、ともに喜びを
最後に、ファンの皆さまへのメッセージを聞きました。
「みんなで喜んでいる姿を、1試合でも多く見たいと思っています。みんなで共に共創しましょう。ぜひ、試合を観に来てください!」
選手が自ら考え、仲間と刺激し合いながらつくり上げていくチーム。その歩みを支えるのは、ファンの皆さまの声援です。
一つのプレー、一つの得点、一つの勝利を、会場でともに喜ぶために。
新たなシーズンも、富山ドリームスへの熱い応援をよろしくお願いいたします。
