6月9日(月)、氷見市ふれあいスポーツセンター第3会議室にて、大房 和雄(おおふさ かずお)新監督就任の発表会見が行われました。

一般社団法人富山ドリームス 徳前代表理事あいさつ
「みなさんこんにちは、お忙しい中富山ドリームス新監督発表会見に多数来ていただき厚く御礼申し上げます。この5月、2度目のトップリーグ(日本ハンドボールリーグ・リーグH)の戦いを終えました。富山ドリームスは2勝から4勝へ倍にするというように少しずつ力をつけてきております。法人としてもスポンサー企業様の冠試合を開催することで動員に繋げることができました。リーグの実行委員会での発表では動員数14チーム中第4位ということで、目指す姿に近づいております。
課題といたしましては、先人が積み上げてきた富山県の熱いハンドボール熱を更に内側から、核・コアの方にも富山ドリームスの取り組みを知っていただき、一層盛り上げていただき、トップリーグで戦う力をつけていきたいと考えております。本日みなさまに紹介する新監督はそういった意味で最適の人材と考えております。
ご存じの方もいると思いますが、私は氷見高校に赴任し、高岡向陵と長年のライバル関係でお互いに切磋琢磨しながら内外に富山県がハンドボール日本一であることを発信するパフォーマンスをしてきました。そのライバル関係だった大房さんがドリームスの監督をつとめてくださることによって、熱いハンドボール熱をコートの上で更に多くの県民のみなさんにみていただき、ハンドボール文化を発信していけると思います。
大房さんはインターハイや国体で勝ち抜いた経験や、ユース・ジュニアのカテゴリなど多くの指導経験があります。
一方、モチベーションを高めるということを長年研究してこられました。デュアルキャリアとして仕事も競技も両方とも高いモチベーションで取り組むことを目標にしているチームに多大な力をもたらし、一層地域を盛り上げていっていただけると信じております。
今回の人事につきましては、富山県内の皆さまはもちろん、ハンドボール界のみなさまにとって驚きの発表になると思います。更に富山のハンドボールの魅力を発信していきたいと考えております。」
大房新監督決意表明
「チーム立ち上げのタイミングから熱い思いをライバルである徳前”先生”から、ここではあえて先生と呼びますが、一緒にやらないかという声をかけていただいて、ドリームスの理事として関わってきました。このタイミングで熱い思いを聞かせていただいて、それに応えたい、富山県のハンドボールに育てられて鍛えられて今日があると思いますので、富山が1つとなってハンドボールを通して恩返しする場をいただいて世界へ飛び出していきたいと思い、監督を引き受けさせていただきました。
1つだけこだわらせていただいたのが、『共創』というスローガンです。スポンサー企業のみなさまも共にに育てて創造していくという気持ちで戦っていきたいと思います。
ハンドボールでも結果は求められるので貢献したいですが、徳前代表の思いも加速していけるように貢献していきたいと思います。今日からスタートになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
その後も来場いただいたメディアのみなさんから質問が積極的に寄せられ、大房 和雄新監督は吉村 晃前監督のこだわった「スタイル」を引き継ぎつつ、より強固なスタイルを築き、選手たちひとりひとりの思いを大事に共に成長し、プレーオフ進出の6位以内を目標にするという決意を語りました。
新チームは6月から徐々に本格始動していく予定です。
新体制の富山ドリームスもどうぞよろしくお願いいたします!
<大房和雄新監督プロフィール>

1979年富山県生まれ
高岡向陵高校→日本体育大学
高岡向陵高校男子ハンドボール部監督(2005年~2025年6月)2019年全国高等学校ハンドボール選手権大会準優勝
2015年和歌山国体富山県選抜監督全国準優勝
日本代表アンダーカテゴリースタッフとして2022年アジア大会優勝に貢献